目次
1:概要・雑記
2:曲解説・雑感
3:後記
○1:概要・雑記
ゲーム音楽ぽいプログレ。今回はボス敵編。70年代あたりの古典プログレ中心の選曲で攻めるとどうしてもダサくなってしまって多分今の若者には受けないと思ったので、悩んだ結果2000年代の曲が多くなってしまった。
あとラスト3曲はゼノブレイド3連発。「もうこの年齢になるとガキっぽいRPGなんかできねえ」と思っていたのにハマってしまったゲーム。音楽も良かった。ということで私は左翼学者じゃない方の高橋哲哉さん率いるモノリスソフトの新作に期待しています。
○2:曲解説・雑感
1:「Orange Alert」/ Tony Levin
from 『Stick Man』(2007)
みんな大好き(だよね?)レヴィンおじさんの、ソロ・アルバムから。スティックのちょっと重心の低い音と、クリムゾンでも同じ釜のメシを食ってるPat mastelottoのモダンなV-Drumが相まってかっけー。
ところでタイトルの"Orange Alert"ってどういう意味かと思って調べてみた。このサイトによると
*orange alertとは、The White House発表のterror alert levelのひとつで、9.11によりメジャーになった表現。Green = Low、Blue = Guarded、Yellow = Elevated、Orange = High、Red = Severe。だそうな。
安全← 緑・青・黄・オレンジ・赤 →厳しい
ということで、5段階で2番目にヤバいということか。意味的にもボス戦にぴったりやな。
iTunes ミュージック:Stick Man / Tony Levin
2:「Sequoia Throne」/ Protest The Hero
from 『Fortress』(2008)
何年か前にたまたまニコニコ動画の"プログレ"タグがつけられていたこの曲のPVを見てぶっ飛ばされた。3分ちょっとの時間にどんだけアイデアを詰め込むか"という発想自体はGentle Giant的だけど、音は凄くハードでキレてる。凄いバンドがいたもんだ。
3:「Revolving Door」/ Jordan Rudess
from 『Feeding The Wheel』(2001)
ドリーム・シアターのキーボードの
4:「Collision Of The Elements」/ Lost World Band
from 『Awakening Of The Elements』(2006)
【通常戦闘編】に続き、ロシアの変態(見た目が)学生風バイオリニストAndy Didorenko率いるLost World Bandの曲。
from 『Meddle』(1971)
ピンク・フロイドの名盤『おせっかい』より。6/8拍子のリズムが印象的。それにしてもスタンダードなロックの楽器を使用しているのにエフェクト処理やノイズ等の入れ方が絶妙だなあ。プロレスラーのアブドラ・ザ・ブッチャーの入場曲だったらしいので、富野監督のアニメ「ザンボット3」に出てくるブッチャーの画像を使用。
このアニメ、サッカーの元イタリア代表のFWでフィリッポ・インザーギという選手が最終回を見てトラウマになったという話がある。それで興味を持ってバンダイチャンネルの月額見放題に入ってたので見てみたら、普通に他の回もキツくて抑鬱状態になりかけた;主人公の声はドラえもん(大山のぶよ)なのに...
参照:禁断のトラウマ・アニメシーン ~ ザンボット3編
6:「Master Builder」/ Gong
from 『You』(1974)
フランスの変態ジャズロックバンド、ゴングの作品。中々いい感じに怪しい感じの曲。イロモノキャラとのバトルって感じやのー。
7:「Fast」/ David Cross
from 『Exiles』(2005)
70年代の"太陽と戦慄"のキング・クリムゾンに所属していたヴァイオリニスト、デイビッド・クロスのソロ作品より。ヴァイオリン・ハード・ロック。
8:「Hackett To Bits」/ GTR
from 『GTR』(1986)
元ジェネシスのスティーブ・ハケットと元イエスのスティーブ・ハウが居たというプログレ好きにはたまらない、と見せかけて曲的にはわりと普通に80年代ポップなのであまり面白くないアルバムよりw。この曲はハードでカッコいいけれど、ちょっとウエット過ぎてフレーズの焦点がぼやけているのが残念。
9:「Prehistoric Boss Level」/ Gentle Giant(Ray Shulman)
from 『Scraping The Barrel』(2004)
レア音源集に入ってた。ジェントル・ジャイアンでベースやヴァイオリンを担当していたレイ・シャルマンが作ったゲーム音楽らしい。中々良くできていると思う(何様w)。この曲は何なのか、実際にゲームに使われたのか、それともアウトテイクなのか調べてみたけれどわからなかった。ブックレットにも書いてないし。
10:「Crash」/ Bozzio Levin Stevens
from 『Situation Dangerous』(2000)
その名のとおりテリー・ボジオ(drum)とスティーヴ・スティーヴンス(guitar)とトニー・レビン(bass)によるユニットのセカンドアルバムより。
ここから最後までの3曲はwiiの「ゼノブレイド」絡み3連発。9拍子のリフがなんとなくゼノブレイドの「未来視発動」を彷彿させるので画像はゼノブレイドから拝借。
11:「The Seventh Season」/ New Trolls
from 『Concerto Grosso: The Seven Seasons』(2007)
イタリアのプログレバンドNew Trolls。70年代に『コンチェルトグロッソ1、2』というオーケストラル・ロック作品を作っていたが、21世紀になって3作目を作ってた。これがちょっとメタル寄りになっているが、オーケストラとロックのメリハリが良くて中々の出来だと思う。
さてこの曲はゼノブレイドの「敵との対峙」という印象的なイベントシーンで流れる曲に似ている(ネタ元?)ので画像はゼノブレイドから拝借。ちなみに自分はこのトラウマシーンをプレイ動画で見て、速攻でwii本体とゼノブレイドを買いに走った。その時はこのゲームに120時間程費やすることになるとは思わなかった;
12:おまけ:「名を冠する者達」/ ACE+
from 『ゼノブレイド・オリジナルサウンドトラック』(2010)
ゲームしながら突然やっかいなモンスターが襲って来る時の曲で、心の中の中二病の部分をがんがん刺激する(まあ今回の選曲は全体的にそういうもんだけど)。
[追記]
しまった!画像は任天堂の岩田社長にするべきだった。
○3:後記
・選曲に難航したり、画像収集とかで疲れた。あとこういう分かり易い曲はあんまりごちゃごちゃ書く事無いなあと思った。基本的に「どや?ダサカッコええやろ?」で終わりだからなあ。
・ところでそもそも最近の若者にとってのゲーム音楽てどんなんなんだろう?と思った。FF・ドラクエ全盛期の感性は古く感じるのかな?あれか?ハマウズっぽいんがええんかのー?
・今回Jordan Rudessの曲を取り上げたのでネットで色々検索していて、その時に知ったイスラエルのProject RnLというバンドが素晴らしい。Gentle GiantやYes、A.C.Tあたりのある種の曲を彷彿させる捻くれ爽やかポップ。
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